坂田卓也製作所

額縁

こんにちは。山口です。

もう11月に入り今年もわずかですが
9月末はしばらく家具から少し離れ、額縁を作る毎日でした。

minä perhonenさんと港南福祉ホームの所員の方々が2014年より行われている
“sing a sewing”というプロジェクトの刺繍作品を額装する額をご依頼いただきました。

刺繍作品が製作所に届き、どの作品もminä perhonenの生地に
魅力溢れる刺繍が施されていて「おぉ〜」と良い刺激をもらえました。

それぞれの作品に合う余白や枠の太さを検討してほしいとのことで
センスの問われる難しいところでしたが師匠と意見を出し合ってサイズを決めていきました。

 

額装された刺繍作品は2017年10月7日〜9日に行われた
ヨコハマ・パラトリエンナーレ2017で展示販売されました。
せっかくの機会ということで見に行ってきました。
(デシ君と師匠はお留守番です)


場所は横浜にある象の鼻テラスというところでした。
観光名所で象さん形のソフトクリームが食べられるカフェがあります。
そのカフェの中のスペースで展示されていました。

今回はメープル、チェリー、ウォルナットと樹種も作品に合わせて色々です。

背面が木板のものとアクリル板のものもあります。
minä perhonenさんからアクリル板のものは刺繍の裏側もみせたいとのことでした。

展示を見るまでは知らなかったのですが、
作品それぞれにタイトルがついていて、作品の意図が分かっておもしろかったです。
(例えばウサギの刺繍のタイトルは「僕の干支」、丸い刺繍は「ピザ」等です。)

 

いつもの家具作りとは違う作業も多く大変なところもありましたが
多くの刺激をもらい、額縁を作る技術も習得できました。

そして、いつかワンピースを着てみたいminä perhonenさんの仕事に関われて嬉しかったです。

 

少し横浜観光や東京で働く友人に会ったりもできました。

たまたま展覧会場から近い大さん橋公園から大きな船の出港を見れました。

木製の扉や収納庫がかっこいいです。内装も気になります。

 

帰りは崎陽軒のシュウマイと缶ビールを買って新幹線に乗りました。