川畑昌弘設計工房さん設計の住宅に、かねてから相談いただいていたダイニングテーブルを先日納品しました。
幅2.7mと一般的なテーブル大きさの2倍弱有りますが、設置すると小さく見えるほど広々としたダイニングルーム。
斜面の敷地に建てられた立体的で開放感のある空間です。
天板は薄く見えるように彫込んで幕板の内側に入れ、脚と天板はほぼ面一で脚下スペースを広く取れるようにデザインしました。
コンセプトはplane table、全体的にフラットなイメージです。
筋肉質な感じにならずに無垢の木の質感を感じられるようなテーブルにしたいと思いました。
2年前にプロトタイプが完成し、個人的には気に入っていたのですが賛否両論有り、そのうちにひっそり作業場に保管されていました。
春の展覧会で展示していたところ設計士の川畑さんの目にとまり、めでたく日の目を浴びる事ができました。
今回は一般的な天板より長いサイズだったので、そのままでの仕様では中央が垂れ下がってしまうほど。
板厚にもよりますが2.2mを超えた辺りから急に天板がたわみ出すような気がします。
長く使って頂けるよう強度を見つつ脚の太さや幕板など当初の設計より少しオーバースペック気味に木取りをしました。
重量も相当なものだったので、作業が終わってちょっとマッチョになったような。
ふと気付くとプロトタイプの机にカマキリさん。
残暑お見舞い申し上げます。
plane table
- 2010/08/10
- 日記