A.C.E. 波多野一級建築士事務所さん設計のお宅のダイニングテーブルとベンチをお作りしました。
テーブル天板のサイズはキッチンのサイズに合わせてw2850×d960mmで設計しました。
天板は楢の共木(同じ丸太)2枚接ぎです。
以前にも作った事のある構造なのですが、シェーカー家具をもとにモーエンセンがリデザインしたテーブルがよく知られています。
ワイドが2mを超える大きなテーブルは天板が自重で垂れてしまうので、短手方向の反り止めを長手方向の貫で支えるこの構造がとても理にかなっていると思います。
角に脚が無いので座る場所の自由度が高く、幕板も無いのでゆったりと座る事ができるのも魅力です。
反り止めは蟻桟という継ぎ手で天板の反りを抑えています。
天板の収縮を逃がすために裏側に掘込んだ溝にスライドさせて組んでいるので、脚部とばらす事が可能です。
以前に作ったものとは、脚と脚の間隔やディテールを変えてみました。
また、今回は塗装をオイル仕上げを選んでいただいたので全体的に柔らかい感じに仕上がりました。
オイル仕上げは、シミが着きやすくメンテナンスも面倒なので敬遠されることも有りますが、木の乾いた風合いが出て素敵です。
ダイニングテーブルとベンチ
- 2014/09/14
- 日記